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Bullhideとは


KIGOは、Bullhide(ブルハイド)ブランドです。ではそのBullhideとは一体何か。


ブル
我々が見慣れた牛より一回りも二回りも大きなブル。怪物のような存在感で恐ろしくもあり凛々しい。

そもそもブルハイドとはいったい何なのか?

残念ながら、業界の方でも知らない人は多いのです。それほど皮革として用いられるのはマイナーな革なのです。


Bullhideとは、成牛の中でも去勢されていないオス牛の皮のことです。ブルとは ”おとなの男” のことなのです。ロデオ(Bull Riding)で大暴れしている大きな牛、といえばイメージしやすいでしょうか。

そもそもバッグなどに使われる皮革は、食肉の副産物を活用したものです。

食肉にされる牛は、メス牛(美味しいと評判の処女牛や乳の出が悪くなったメス牛なども含まれる)か、去勢されたオス牛がそのほとんどです。そのいずれもが飼料効率(餌の量に対しての成長比率)がいい1歳半~2歳ほどで屠殺され、食肉にされるのが一般的です。

オス牛は、種牛に使えるかどうかが大きな選別基準です。良質な肉質、健康な子孫を遺す、などと評価された者のみ去勢されず、屠殺を免れます。その選別は複数回行われるため、特に優秀なオス牛を除き、ほとんどが3歳までに食肉にされます。

放牧
KIGOは広い牧場で放牧された牛の革しか使わない。いや、使えないと言った方が正確か。

このおとなの男=種雄牛、ブル。

国や地域、牧場にもよりますが、牧場の牛1万頭の内に数頭とも、7万頭に数頭とも言われるほど数が少ないのです。その希少な革を、KIGOでは使わせてもらっています。

ロデオでカウボーイを吹き飛ばしたり、喧嘩が絶えない気性の荒いブルには傷が絶えず、ファッションアイテムからは敬遠されて来ました。

一方で、厚みがあり繊維が丈夫で耐久性がある性質から、主に靴底や工業用ベルトなど、縁の下の力持ち的に用いられて来たのです。

しかしながらこの Bull 、長生きしたシワが刻み込まれ、シボがボコボコ荒々しい表情をしていて、一見で魅せられます。

多くのブランドが避けてきたキズさえ、彼らの男らしい生き様を見せつけられているようで素晴らしい。一枚として同じ表情の革はなく、ため息の出るような魅力をもった革です。


このような革でKIGOは、バッグを作ります。

普通のレザーバッグもとてもいいものですが、それに加えて力強く生き抜いた彼らの生き様も一緒に持ってみませんか?

次は、あなたが力強く生き抜く番です。

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